「夜、布団に入っても頭が冴えて眠れない…」「朝起きても身体が重く、疲れがまったく抜けない…」そんな経験ありませんか?
毎日のお仕事や子育てのプレッシャーなんかが重なって、気がつくと心も身体もガチガチに…。
もしそんな状態が続くと、自律神経のバランスが崩れて、なんだかずっとしんどい感じが抜けなくなってしまうのです。
今日は、そんな”なんとなく調子が悪い”状態がどうして起こるのか?をちょっぴり科学的な視点も交えながら、できるだけわかりやすくお話ししていきます。
そして、桜井市にある私のサロン「タイ古式リラクゼーション菜陽」で大切にしている”深部からのアプローチ”についても、少しだけご紹介させていただきます。読み流しでもいいので、見てもらえたら嬉しいです!
どうして自律神経が乱れると、こんなに疲れが取れないの?
実は、慢性的なお疲れの裏側には、私たちが思っている以上に複雑なメカニズムが隠れているんです。人間って凄い仕組みをもっていますよ。
1. ストレスホルモンが睡眠を邪魔している
お仕事の締切前、繁忙期など…忙しい時期はついついコーヒーを片手に夜遅くまで頑張ってしまうこと、ありますよね?
そんなとき、体の中では「コルチゾール」というストレスホルモンがどんどん分泌されているんです。
本来なら、このストレスホルモンは朝に多く出て、夜には自然と減っていくものなのですが、、、ストレスが続くと夜になっても高いままで、眠りを誘ってくれる「メラトニン」というホルモン分泌の邪魔をしてしまうんですね。
メラトニンとコルチゾールの関係って?
この2つのホルモンは、まさに昼と夜のパートナーのような存在。
コルチゾールが「起きて!頑張って!」と言っているときは、メラトニンの「もう休もうよ〜」と言ってもいる声が届かなくなってしまうんです。
体温調節もうまくいかなくなる
普通なら、人間は夜になると体の奥の温度(深部体温)が下がって、自然と「お休みモード」に切り替わるはずなんですが、コルチゾールが高いままだと、この切り替えがうまくいかなくなってしまうのです。
国立精神・神経医療研究センターの研究でも、コルチゾールが多く出ている人は睡眠の質が明らかに悪くなっていることがわかっているらしいのです。。。
そして、睡眠が悪くなると、また次の日のストレスが増えて………
という悪循環に陥ってしまうんですよね。。。
2. エネルギーの工場が疲れ切っている
そして原因2つ目としては、家事に育児に、お仕事に……って感じで一日中動き回っていると、細胞の中にある「ミトコンドリア」というエネルギーの工場が疲れ切ってしまいます。
ミトコンドリアって何?
細胞の中にある小さな工場のようなもので、私たちが動くためのエネルギー(ATP)を作ってくれているんです。でも、慢性的なストレスは、このエネルギー工場の働きを悪くして、生産が間に合わない状態が続いて同じことをしていても前より疲れやすくなってしまうんです。
副腎も疲れちゃう
更に、長い間ストレスが続くと、コルチゾールを作っている「副腎」という臓器も疲れてしまいます。すると、今度はコルチゾール不足から朝起きるのがつらくなったり、午後になると急に疲れがドッと来たり…なんてもことに繋がって、無気力状態になってしまったりすることも……。
これって現代人にメチャクチャ多い症状なんですよ。。
「なんだか最近、すぐ疲れるなぁ…」なんて感じるのは、実はこんな理由もあるのです。
3. 体の中で小さな炎症が続いている
そして、「忙しいとすぐ風邪をひく」「なんだかアレルギーがひどくなった気がする」…そんな経験はないですか?
サイトカインという物質が増えすぎる
ストレスが続くとストレスホルモンが過剰に分泌するのはもちろん、体の中で「サイトカイン」という炎症を起こす物質も同時に増えてしまうんです。
このサイトカインは、本来なら体を守ってくれるものでもあるのですが、慢性的に多くなってしまうと、逆に体にダメージを与えてしまうんです。
そして……腸の調子も悪くなる…
実は、ストレスは腸内環境にも大きく影響しています。。腸の壁が薄くなって、本来入ってこないはずの物質が血液に混じってしまい、全身で炎症が起こりやすくなってしまうんです。。。
その結果、疲れが取れにくくなったり、ちょっとしたことで体調を崩しやすくなったりしてしまうんですね。
菜陽が大切にしている、3つの深部アプローチ
こうした科学的な背景を踏まえて、私のサロンでは単なるリラクゼーションではなく、身体の根っこから回復に導けるようなアプローチを心がけています。
1. 表面から奥深くまで、丁寧にほぐしていきます
タイ古式の手技で、お肌の表面から筋膜、そして深層筋まで、3つの層を順番に丁寧にほぐしていきます。
筋膜って何?
全身を包んでいる薄い膜のようなもので、ストレスや疲労でくっついてしまうことがあるんです。ここをしっかりとほぐすことで、血流が良くなって、溜まった疲労物質もスムーズに流れていきやすくなるのです。
深層筋(インナーマッスル)にもアプローチ
もちろん、表面の筋肉だけじゃなくて、姿勢を支えている奥の筋肉にも働きかけることで、根本的な体の歪みを改善しやすくしています。これが、間接的にコリが再発しにくい体づくりに、少しはつながっていくのです。
2. 香りと呼吸で、心からリラックス
施術中に限らず、当サロンではラベンダーやベルガモット、ローズウッドやパロサントなどの優しいアロマの香りに包まれながら、ゆったりとした呼吸を一緒に整えていきます。
アロマの科学的な効果
例えるなら、ラベンダーに含まれる「リナロール」という成分は、脳の興奮を抑えてくれる働きが分かっていますし、ベルガモットやオレンジに含まれる「リモネン」は、幸せホルモンのセロトニンを増やしてくれることも研究で明らかになっています。
そんなアロマの香りを使っているので、施術中はリラックスしやすくなると思います。
呼吸で迷走神経を刺激
そして、アロマの影響もあって呼吸が深まり、ゆっくりとした腹式呼吸が「迷走神経」という神経を刺激して、副交感神経を優位にしてくれます。
これにより心拍数が下がって、消化機能も改善し、免疫機能も正常化されるんです。
この相乗効果で、自律神経のバランスも整いやすくなります。終わった後は、心地よいリラックス感に包まれて、夜もぐっすり眠りやすくなります。
3. 疲れにくい身体づくり
姿勢が悪いと、こんなに疲れる!
実は、姿勢が悪いと普通に生活しているだけでも30〜40%も余計にエネルギーを使ってしまうんです。イメージつくかもしれませんが、イメージだけじゃなくて、実際に研究でもはっきりと証明されているのです。
神経の伝達もスムーズに
骨格の歪みは神経を圧迫して、脳と体の情報のやり取りを邪魔してしまいます。そんな骨格の歪みは筋力や柔軟不足も大きく影響していますが、筋力の偏ったコリも骨を引っ張る原因になるので、骨を引っ張っている固まった筋肉をしっかりほぐし、アライメントを整えることで、神経系の機能が正常化して、自然治癒力も向上するんですね。
骨格を整えること(変な固まり方をしている筋肉をほぐすこと)で、効率よく身体を使えるようになって、疲れにくい身体づくりをサポートします。
おうちでできる、簡単セルフケア
もし、なかなかサロンに来られないよー!なんてときは、こんなセルフケアを試してみてください、どれも科学的な根拠があるものばかりです。
4-7-8呼吸法
4秒で鼻から息を吸って、7秒止めて、8秒で口から吐く。就寝前に3〜4回やると、副交感神経が働いて眠りやすくなります。
これは、ストレスホルモンの分泌も抑えてくれる画期的な呼吸法のひとつです。
テニスボールで足裏マッサージ
足裏には全身のツボ(反射区)があるので、テニスボールでコロコロと2〜3分マッサージするだけで、全身の血流が良くなり、身体が温まってリラックスしやすくなります。
肩甲骨のストレッチ
両手を後ろで組んで、胸を張りながら腕を上に。10秒キープを3回繰り返すと、デスクワークで固まった肩周りがスッキリします。
スマホは寝る2時間前(せめて1時間前)まで
ブルーライトはメラトニンの分泌を邪魔してしまうので、就寝2時間前からは電子機器の使用を控えて、読書や軽いストレッチなどのリラックス活動に切り替えてみてください。(私は、できていません。。。。。笑)
ご予約・お問い合わせ
当サロンは完全個室・予約制で、お一人おひとりのお悩みに合わせて、オーダーメイドの施術をご提供しています。
初回のカウンセリングでは、普段の生活習慣や気になる症状を詳しくお聞きすることもありますが、あなたにぴったりのアプローチ方法で施術させていただきますので、お疲れの際はぜひいちどお試しください。
お断りすることが増えていたり、ネットの空き状況で☓になっていることもありますが、予約時間を空けれたり実は空いている、、なんてこともあるので、LINEからでも気軽に空いてるかお問い合わせくださいね。
「菜陽」公式LINEにてお友達登後、トーク画面からお問い合わせ、予約をお願いいたします。
24時間ネットで予約もできます。※(金)(土)(日)の昼以降はLINEか電話での予約になります。
お電話でも予約やお問い合わせを受け付けています。※施術中や接客中は出れない事があります。
少し勉強ちっくな内容になってしまいましたが、最後までお読みいただき、ありがとうございました。
科学的な根拠に基づいたアプローチで、あなたの心と身体の”詰まり”を一緒に解消して、毎日を軽やかに過ごしていただけるよう、心を込めてサポートさせていただきます。